6月17日 ひきこもり対策特別委員会

○委員長(高橋正利) 
 ただいまから、ひきこもり対策特別委員会を開会いたします。
 初めに、各委員に申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、発言内容は簡潔明瞭にしていただき、会議時間の短縮に努めていただきますよう、ご協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 付託事項の調査を行います。
 当委員会の調査事項は、「ひきこもりに関する諸問題について、総合的に調査し対策を検討する。」こととなっております。
 本日は、令和2年度ひきこもり対策特別委員会運営方針について、調査・検討いたします。
 墨田区議会基本条例第15条第3項において、「特別委員会は、毎年、その運営に関する方針を定め、これを公表しなければならない。」と規定されております。
 本件につきましては、委員長案を作成いたしましたので、委員長案について、あさの副委員長から説明があります。

◆副委員長(あさの清美) 
 お手元の資料をご覧ください。
 令和2年度ひきこもり対策特別委員会運営方針案でございます。
 1、調査の目的についてです。
 ひきこもりに関する諸問題について、総合的に調査し対策を検討する。
 2、調査のテーマ及びその内容についてです。
 テーマ。ひきこもりに関する「断らない相談支援」実現のための課題解決策は何か。
 内容。区の福祉、保健衛生、子育て及び教育の各部門における現状把握並びに人員、体制、制度改正及び連携などの課題抽出を行う。現場の状況や具体例を踏まえた分析を行い、対策を考え、委員会としての意見を取りまとめ、政策提言を行う。
 3、調査期間及びスケジュールについてです。
 令和2年7月、理事者からの説明聴取を通じた現状把握(地域福祉計画及び子ども・若者計画における課題等を協議)、8月、NPO法人CNSネットワーク協議会との勉強会(予定)、11月、地域福祉計画及び子ども・若者計画に係る課題分析、行政視察(予定)、12月、課題分析のための委員間討議、各計画の総括。
 令和3年1月、各計画に対する具体的な提案の取りまとめ、2月、政策提言書の作成、3月、政策提言(議長経由で区長へ提出)。
 裏面をご覧ください。
 4、調査の手法等についてですが、予定の有無及び概要は記載のとおりです。
 説明は以上でございます。

○委員長(高橋正利) 
 それでは、ただいまの説明を踏まえて、ご協議いただきます。
 何かご発言はありませんか。

◆委員(井上ノエミ) 
 調査の内容についてですが、次の2点について調査していただきたいと思います。
 一つは、外国の生徒の不登校の問題で、墨田区の中学生に、不登校の生徒が150人ぐらいいます。しかし、その中でフリースクールに通っている生徒は大変少ないです。以前、児童館をフリースクールのために使えないかと聞いたことがあります。学校の代わりに受け入れてくれる場所がなければ、そのまま家でひきこもりになってしまう子どもがいます。そのようなことを防ぐために、本委員会で効果的な不登校対策を提案していただきたいと思います。
 もう一点は、不登校やひきこもりの青少年に対する向精神薬の使用についてです。不登校やひきこもりの原因が医学的な問題として判断されて、向精神薬を処方される場合も多いようです。向精神薬の使用は依存症を起こすため、大変危険な場合もあるようです。本委員会でも、ひきこもり治療の向精神薬の問題点について、調査していただきたいと思います。